今月の寺子屋は、来年開幕するラグビーワールドカップについてのお話を、神戸市開催を担当されている神戸市国際スポーツ室の福岡香織さんより伺いました。
ラグビーワールドカップはワールドラグビーが主催する4年に一度開催されるオリンピック、サッカーワールドカップに並ぶ規模を誇る世界三大スポーツイベント。
世界で40億人が視聴し、サッカー・オリンピックよりも開催期間が長いので、長期滞在する外国人の方も多く、かなりの経済効果が見込まれているのだそう。
2019年は日本で開催されますが、実はアジア初開催・ラグビー強豪国以外の国で初開催という、今後の期待がかかった重要な大会だということなんです!これは成功させなければなりませんね!
神戸でも御崎公園球技場(ノエビアスタジアム)で4試合が行われます。チケットの発売も既に始まっていて、申し込んだけどあかんかった~という声や、ボランティアに申し込んだよ!なんて声も。
実はラグビーのことはほとんど知らなかったという福岡さん、担当になって試合などを見に行くようになってからは、その魅力のとりこになってしまい。プライベートでも観戦に訪れているそうです。ラグビー好きの私にとってもなんともうれしい話です。皆さんもぜひこの機会に試合を見てみてください!
福岡さん、今回は貴重なお話ありがとうございました。みんなでぜひラグビーワールドカップ、神戸での試合を盛り上げていきましょう!
本日は、放課後等デイサービスの事業所を4か所運営されているメルク株式会社の専務取締役、樫山博子さんにご講話頂きました。
発達障害や放課後児童デイサービスという言葉自体は、数年前に比べてかなり浸透してきましたので、ご存知の方も多いと思います。しかし、実際にどのようなサービスが提供されているのかはあまり知られていません。
樫山さんは、スライドを使って、クッキング/製作/外出/音楽療法/アロマセラピー/ダンス/絵本セラピー/ヨガ瞑想/花育等、様々な、障害をお持ちのお子さんが生き生きとすごせるようなプログラムを提供されている様子を披露してくださいました。
そんな樫山さんから、我々にとても深い問題提起が。
「療育とは、簡単に言えば、障害を持つ人が、『社会生活を送れるための』支援を行うこと、と定義されています」
「でも、ここでいう『社会』とは、健常者にとっての社会のことではないでしょうか」
言われてみれば男女平等も、男性が中心であることが前提の社会でどう女性の力を活用していくか、という視点に立脚しているように思えます。
人間がひとりでは生きていけない以上、周囲との関係を調整する意味での社会性は必要かも知れませんが、特定の価値観を前提とする社会への適合を過度に要求すると、これは適合できない者の排除へとつながります。
樫山さんはあえて問題提起にとどめておられましたが、だれかの幸せのために職業や仕事があるのなら、我々もずっと問い続けていかないといけない、そんな気持ちにさせて頂きました。
樫山さん、貴重なお話をありがとうございました。引き続き、神戸元町ランチ会をよろしくお願いいたします。
今月は映画化された「ミッドナイトイーグル」や今年1月にテレビ放送された「都庁爆破!」などを執筆された小説家の高嶋哲夫先生にお話頂きました。
著作についての裏話をふんだんにユーモアを交えてお話いただき、またテレビ化・映画化などの仕組みやそれにまつわるお金の事情(!?)などについても赤裸々に(笑)語って頂きました。
普段なかなか聞くこのできないお話に、参加者の皆さんも興味津々、そして大いに笑わせていただく時間となりました。
高嶋先生今回は貴重なお話をありがとうございました。今後とも神戸元町ランチ会を宜しくお願い致します。
今月の寺子屋は、会場である老房のすぐそばにあるめぐみデンタルクリニックの歯科医、藤原めぐみ先生にお話をお願いしました。
皆さん御存じでしたか?全世界で最も蔓延している感染症が歯周病であるということを。
歯周病の発症には様々な原因がありますが、常に口の中にある菌のバランスが何らか原因で崩れると発症するのだそう。
歯を磨いていても撲滅は難しいそうです。
歯周病にならないようにするには、定期的な検診とクリーニングが欠かせません。
ちゃんとケアをしているかによって、80歳で残っている歯の本数が全く違うというデータが出ているのに、日本で定期検診に行っている人はたったの2%なんだそうです。年をとって、歯がなくなってしまってから、「若いときにちゃんと検診にいっていれば・・・」と後悔する人がとても多いそうです。やれば誰でもできること。今から心がけましょう。
めぐみ先生今回は貴重なお話をありがとうございました。体が資本の皆さんは、検診の大切さを身にしみて感じていらっしゃったようです。今後とも神戸元町ランチ会をよろしくお願い致します。
今回の寺子屋はマジシャンの土井さんによるマジックショー!
出席のみなさんも一緒に参加して盛り上がりました!
当日の様子は動画でもご確認ください!
今回の寺子屋は、いつもは当ランチ会の事務局として支えて頂いている弁護士の佐々木先生にお話を頂きました。
弁護士の仕事は、法律に基づいて様々な事象の利益調整を行うこと。とおっしゃる佐々木先生。刑事事件の場合でも誤解を恐れずに言うと「公」と「個」の利益を調整することになるとおっしゃいます。その際は大きな権力を持つ「公」に利益が偏らないように調整しなければなりません。
その大きな権力の最たるものが「死刑制度」になるのだと思うのですが、死刑といえば、先日オウム真理教事件の7人の死刑囚の死刑が執行されたことが大きな話題となりました。
佐々木先生も所属されている弁護士会では死刑には反対の立場と取っているため、必ず死刑が執行されれると必ず抗議の意見表明を行うのだそう。
しかし、弁護士個人としては異なった意見を持つ人がいるのが実態です。
死刑反対派は「間違いがある可能性がある限り反対」、賛成派の方は「被害者の立場を考えれば賛成」となるわけですが、どちらが正しい・間違っているということは、両方の立場に立って真剣に想像してみればみるほど、結論が出せないものなのです。
また、簡単に「被害者の立場」と言っても、尼崎脱線事故の被害者の方々と蜜に接した経験から、簡単に1つにまとめることができないものだと実感されたとのこと。
とはいえ、民主主義社会では結論を出さねばならない場面が出てきます。
そんな場合でも、知識と経験を元に、選ばれなかった方意見のことを常に頭において悩み続けていくと言うことが大切なのだ。悩むことで知性や想像力が磨かれていくのだと佐々木先生はおっしゃいます。
ついつい結論を急いでしまいがちな昨今ですが、「悩むことを前向きに取り入れていく」「切り捨てた意見をフォローする」ということをに目を向けていくことの大切さを教えていただきました。
普段はFacebookなどでもおなじみの笑いを交えたお話がお得意な佐々木先生ですが、今回は笑いなしでまた新たな一面を見せてくださいました。貴重なお話をありがとうございました。
これからも神戸元町ランチ会をよろしくお願いします。
今回の寺子屋は、創業102年を迎えた探偵社、テイタンの大塚一司さんのお話を伺いました。
普通の人にとってはヴェールに包まれている感じの探偵のお仕事、そのノウハウの一端が明かされるのではないかと聴衆一同多少色めき立っておりましたが、この中に既に調査対象がいるからかなのかどうかは定かではありませんが、残念ながらその辺のお話は依然、ヴェールに包まれたままとなってしまいました。(考えたら当たり前ですが)
それでも、人を見て、信頼関係を築き、「十を聴いて一を知る」という慎重さで、色を付けることなくひたすら事実を収集し、依頼者だけではなく、対象の人生を左右しかねない仕事をしているという矜持を胸に、虚心坦懐、客観的なレポートを仕上げる、という真のプロ意識と、高い倫理観こそが、日の当たることのない、当たることがあってはならないお仕事ながら、102年もの長きにわたって社会から信用され続けてきた理由であるとお話を伺って、確信することができました。
私も職業柄、大塚さんのお世話になることは多々あるのですが、今後も安心して大切な仕事と秘密をお任せしたい、改めてそう思いました。
大塚さん、今回は貴重なお話、本当にありがとうございました。
今月の寺子屋は、兵庫県立大学政策科学研究所教授の野津隆志先生にお話し頂きました。
先生のご専門は、強いて分類すると「教育学」になるそうですが、日本では珍しく「NPO活動」や「市民活動」そのものを研究の対象にしていらっしゃいます。
直近では、「ママの働き方応援隊」というNPOの支援をされており、その活動を通じて、「赤ちゃんとのかかわりが教育上どのような効果があるのか」、また、「赤ちゃんを抱えた『ママだからこそ』できる活動をビジネスとして成立させられないか」という研究をしておられます。
赤ちゃんと接することによって育まれる「共感コミュニケーション力(先生の造語だそうです)」という概念は、自分の要求を上手く伝えられないクライアントに接するコンサルタント業、カウンセリング業に従事する皆様にも、大きなヒントになったのではないでしょうか。
また、「赤ちゃんを抱えている」という、労働者としては一見ハンディにしか見えない特性を前向きに捉える発想も、日々従業員との関係性に悩む経営者にとって、大変有意義なお話だったと思います。
野津先生のお話はご参加の皆様にも大変ご好評頂き、ご持参頂いた著書もあっという間に完売。 主催者としても大変うれしい限りです。
野津先生、今回は直近に無理なオファーを受けて頂き、ありがとうございました。 また、神戸元町ランチ会に遊びに来てください。
今回の寺子屋は、ブルースハープ奏者の雪井良太さんにお話と演奏をお願いしました。
筆者(佐々木)の高校の先輩である雪井さん、直近で25年振りくらいに筆者にたまたま出くわしてしまったばっかりに、ランチ会でのノーギャラ演奏を押し付けられるハメになりました。
精力的に多くのステージに立っておられる雪井さん、さすがのトークで参加者の心をワシづかみにした後、ソロで2曲ご披露頂きました。
なかなかソロでやることないから、と謙遜気味だった雪井さんですが、ウエスタン風にアレンジしたアメイジンググレイスと、チャプリンのスマイルと、名だたる名曲をブルースハープの抑揚に乗せ、見事にご自身の世界観を表現しきっておられました
雪井さん、今回は本当にありがとうございました。次回以降も、是非ご参加よろしくお願い致します!
今回の「みんなの寺子屋」は株式会社USEN(いわゆる有線放送)の営業マン、竹井一省さんのお話をお伺いしました。
おそらく、寺子屋史上初のサラリーマンだと思われる竹井さん。
ごく普通の会社員であり、パパのように見える竹井さんに今回の講話をお願いしたのは、実は竹井さんが並み居る全国のUSENの営業マンさんの中で、昨年何と、営業成績No.1を獲得されたからです。
竹井さんにお話頂いた内容は、目標の可視化や適切化など、営業のお勉強をされてる方にとっては基本的なことばかりだったかも知れません。
しかし、当たり前のことをしっかり腑に落とし、着実な実行に繋げることだけが、成果につながる唯一の途なのではないでしょうか。
ゆっくりと、淡々と、誠実に伝えようとして下さる竹井さんのお話ぶりそのものからも、そんなことを感じました。
今回は神戸元町ランチ会50回目の開催ということで、今まで講演していただいた「みんなの寺子屋」の内容をダイジェストで振り返りました。
これまで開催された28回の講演会、改めて有意義なお話をお伺いしてきたのだなぁということがよくわかりました。
これからも皆様に楽しんでいただけるコンテンツをお届けして参ります。
みんなの寺子屋ダイジェストについては>>こちらから
今年一発目の「みんなの寺子屋」は、元神戸大学病院で、現在フリーで活動していらっしゃる医師の在間梓先生に、「医療の使い方」についてお話頂きました。
長年、小児外科医として活躍された在間先生。ご自身がヘルニアを患われた際に統合医療に注目。以後、西洋医療と東洋医療の特性を踏まえ、その人の力をいかす医療の在り方を提唱しておられます
在間先生からのメッセージ、「自分の主治医は自分」「自分の身体とのコミュニケーション」という言葉は、自営業の方が多いランチ会のメンバーにも強く響いたと思います
在間先生、この度は貴重なお話をありがとうございました!